Er-YAGレーザーとフォトダイナミックセラピーのA.a菌におけるインプラント表面上バイオフィルムに対する影響

原題 : Bactericidal E ect of Erbium-Doped Yttrium Aluminum Garnet Laser and Photodynamic Therapy on 

             Aggregatibacter Actinomycetemcomitans Bio lm on Implant Surface  

筆者 : Anna Saffarpour, DDS, MSc1/Reza Fekrazad, DDS, MSc2/Maryam Naghavi Heibati, DDS3/ Abbas Bahador,

             PhD4/Aida Saffarpour, DDS, MSc5/Amir R. Rokn, DDS, Msc6/
Aysel Iranparvar, DDS3/Mohammad J. KharaziFard,

             DDS, PhD

掲載紙: JOMI Volume31 Issue3,4, e71-78 

 

PURPOSE 

 インプラント表面におけるEr:YAGレーザーとフォトダイナミックセラピーのA.a菌に対する効果を比較すること 

MATERIALS AND METHODS 

・50本のインプラント(4.3mmx10mm SLA) 

・10本ずつ 5グループ(Er:YAG、LED, Diode Laser, CHX, 生食) 

RESULTS & DISCUSSION 

 

  • クロルヘキシジンが生体内においても本実験のように作用するかどうかは熟考すべきである。 

CONCLUSION 

  • 本実験においては、全ての治療方法において、コントロール群に対して有意にA.a菌の現象を認めた。 

  • 治療方法間においては、クロルヘキシジン群が最も効果が高かった。 

 

TOPIC OF CONCERN 

  • 筆者らの考察にもあるが、vivoでのA.a菌単独への効果が、Vitroでのインプラント周囲炎の治療効果を決定づけるものではないことを踏まえると、本実験での結果の解釈に関しては慎重に行うべきと考えるのですが、皆様はいかがでしょうか? 

全身疾患を有する患者と喫煙者におけるインプラント周囲炎の有病率

原題 :Prevalence of Peri-implantitis in Medically Compromised Patients and Smokers: A Systematic Review  

筆者 :Alberto Turri, DDS1/Paulo Henrique Orlato Rossetti, DDS2/Luigi Canullo, DDS, PhD3/ Maria Gabriella Grusovin, DDS4/Christer Dahlin, DDS, PhD5  

掲載紙: JOMI Volume31 Issue1,2  P11-118 

 

PURPOSE 

 全身疾患及び喫煙が、インプラント周囲炎のリスクファクターであるかどうかを評価すること 

 

MATERIALS AND METHODS 

  • 電子的方法(Pubmed)により集め  

られた1136文献から57文献を精査した。(RCTは含まれなかった) 

 →2006年から2014年に発表された  

  論文で負荷後1〜14年 

  • 被験者の大多数はスウェーデン、他はベルギー、イタリア、ノルウェー、スペイン 

  • 一部を除き大半は大学病院もしくは病院にて加療 

  • 全身疾患の定義は、アメリカ糖尿    病学会等、各専門学会の定義 

  • インプラント周囲炎の定義は、7th and the 8th European Workshops on Periodontology より、 

BOP(+) かつ・もしくは排膿 

2mm以上の病的骨吸収 

  • 2名のレビューワー間で意見が異なる場合は3人目を加え、κ係数を用いて意見の一致度を評価 

 

RESULTS & DISCUSSION 

*喫煙 

1文献にてロジスティック回帰分析16 

OR: 7.7;  [95% CI: 2.5–14, P < .001 (単変量) 

OR: 4.6 [95% CI: 1.1–19])(多変量) 

*2型糖尿病 

1文献にて有病者において有意にTNF-αCCR5,CXCR3,IL-6,IL-8の上昇を認めた。17しかし別の文献では疾患との関連は認めなかった。20 

 CONCLUSION 

 今回の調査においては、喫煙、全身疾患ともに、インプラント周囲炎との明確な関係性について述べるほどの情報量を得ることはなかった。 

TOPIC OF CONCERN 

  • インプラント周囲炎を悪化させる因子について 

  • システマチックレビューの定義・弱点等 

 

生食洗浄後の抜歯窩の細菌汚染度

原題 :Levels of Bacterial Contamination in Fresh Extraction Sites After a Saline Rinse  

筆者 :Yifat Manor, DMD1/Adi Alkasem, DMD2/Ofer Mardinger, DMD3/ Gavriel Chaushu, DMD,  MSc4/Ronit Bar-Ness

            Greenstein, PhD  

掲載紙: JOMI Volume30 Issue6  P1362-1368 

 

PURPOSE 

抜歯即時と抜歯窩治癒後における生理食塩水洗浄前後の細菌汚染度を評価すること、及びそれらとインプラントの生存率を関連付けること 

 

MATERIALS AND METHODS 

・平均年齢49歳(20〜83歳)の32名 

  group1 (抜歯即時群):17人 

  group2(治癒後群):15人 

  • それぞれの群より生理食塩水洗浄前後の細菌サンプルをペーパーポイントにて採取し、その総数とA.a 及びP.gの数を比較。 

RESULTS & DISCUSSION 

  • 抜歯即時と抜歯窩治癒後の細菌汚染レベルに有意差を認めた(Table1 Fig1) 

  • 両群共に生食洗浄前後で細菌汚染レベルに有意差を認めた(Table2 Fig2) 

  • ・両群共に下顎において有意に高い細菌汚染レベルを認めた(Table 3) 

 

  • group1において、腫脹30%,発赤30% 

排膿17%,疼痛23%や自発痛、口臭、再発する瘻孔などを認めた。 

  • 抜歯に至った理由としては、破折、歯周病、カリエスが主だったものであった。 

  • インプラントの生存率は100%(3-5年)であった。 

 

CONCLUSION 

  • 抜歯窩と治癒後では細菌汚染レベルに有意差を認めた。 

  • 下顎は細菌汚染レベルが有意に高かった。 

  • 生食洗浄で細菌レベルの有意な 低下を認め、抜歯即時の加療がインプラント治療の生存率に影響を与えることはなかった。 

 

TOPIC OF CONCERN 

・生食洗浄のみで、細菌レベルの低下を認める結果であったが、検出精度に対しては疑問がある。 

・即時埋入に関して 

正常血糖値を有する肥満患者におけるインシュリン抵抗性の歯周病への関与

原題 : Involvement of insulin resistance in normoglycaemic obese patients with periodontitis: A cross-sectional study  

筆者 :Mayte Martinez-Herrera  Francisco Javier Silvestre    Javier Silvestre-Rangil Celia Bañuls  Milagros Rocha Antonio  

            Hernández-Mijare 

掲載紙: Journal of Clinical Periodoutol. VOl.44 Issue10 P981-988 

 

PURPOSE 

肥満と歯周病の関連性をインシュリン抵抗性の関与の観点から調べること 

 

MATERIALS AND METHODS 

  • ♂59 ♀153 (20〜65歳) 

  • BMI指数とインシュリン抵抗性により3つに分類 

インシュリン抵抗性を示さない肥満では無いグループ(LWIR:HOMA-IR<3 BMI=18.5〜24.9) 

インシュリン抵抗性を示さない肥満グループ(OWIR:HOMA-IR>3 BMI>30) 

インシュリン抵抗性を示す肥満グループ(OIR:HOMA-IR>3 BMI>30) 

  • プロ〜ビング値、CAL、4mm以上のポケットの数、plaque index、calculus   

indexを計測 

  • 4mm以上のポケットが4カ所以上で歯周病と定義 

 

RESULTS & DISCUSSION 

  • 102人が肥満ではないグループ、110人が肥満グループであった。 

  • 肥満グループ中89人(80.9%)が歯周病であり、肥満でないグループは42人(41.2%)が歯周病であった。 

  • 二項ロジスティック回帰の結果、肥満は6.05倍歯周病のリスクであった。 

・喫煙による有意差は認めなかった。 

4mm以上のポケット有する歯数がインシュリン抵抗性を持たないグループに置いて有意に多かった。(他項目は有意差なし)

 

 

    本研究の結果から、インシュリン抵抗性の有無が肥満であるか否かよりも歯周病の広がりに関連があると示唆された。

       (4mm以上のポケットの数が多い) 

  • IL-6,IL-1,TNF-αなどの炎症性サイトカイン、特にTNF-αがCRPやフィブリノーゲンを誘導し、インシュリン抵抗性を促進させることが報告されている(GUrav 2012) 

 

CONCLUSION 

  • 歯周病は肥満者の方が有病率が高い 

が重症度が高いわけではない。 

  • インシュリン抵抗性を持つ肥満者においては4mm以上のポケットの数が有意に多い。 

無歯顎における即時荷重88症例における早期の合併症について

 

原題 : Early Complications of Immediate Loading in Edentulous Full-Arch Restorations: 
             A Retrospective Analysis of 88 Cases  

筆者 :Iñaki Cercadillo-Ibarguren, DDS, MS1/Alba Sánchez-Torres, DDS2/
Rui Figueiredo, DDS, MS, PhD1/Eduard        

            Valmaseda-Castellón, DDS, MS, PhD, EBOS3  

掲載紙: JOMI Volume32 Issue5 1116-1122 

 

PURPOSE 

無歯顎におけるインプラント即時荷重症例の短期の臨床結果と合併症を調べること 

 

MATERIALS AND METHODS 

 

  • 2006年〜2014年の間に個人診療所にてインプラント即時荷重治療を受けた症例 

  • 同一術者が手術し、プロビジョナルは3人の技工士が担当 

  • 88人 平均62.4歳(40-84歳) 

・107顎(上下顎共が19症例) 

  • 18歳以上でプラークスコア及び出血率が30%以下の症例 

  • ガイドサージェリーは除外 

→Table1 

  • リプレイステーパードタイユナイトを用いて1.5mmのカラー部分まで骨縁下となるように埋入(35Nを理想とし、45Nでも埋入できない場合はタップを切ることで対応) 

  • 遠心のインプラントが20N以下であった場合は対象から除外 

  • 必要な症例においては自家骨移植、BioOss 及びバイオガイドを使用 

  • マルチユニットアバットメントを装着し、オープントレーにてシリコン印象を採得し(印象用コーピングは非連結)、1.2mmのメタルリガチャーにて補強されたアクリリックレジンによるプロビジョナルを装着 

  • プロビジョナルはスクリューリテイニング、オベイドポンティック、パッシブフッィト、犬歯誘導もしくはグループファンクションとした 

  • 観察期間9ヶ月 

 

RESULTS & DISCUSSION 

  • 合併症の詳細は、Table2のごとくであり、18症例(16.8%)においてプロビジョナルの破折を認めた。 

→平均3.5ヶ月 

  • 破折した症例についてχ2検定を行なったところ、上下顎(P=.013)及びブラキシズムの有無(P=.012)について有意差を認めた。 

  • インプラントの生存率は98.4%(フィクスチャー)92%(患者) 

  • プロビジョナルの生存率は83.2% 

→Table4 

  • プロビジョナルの破折は他文献においても示唆されている一般的な機械的合併症である。3,4,8,12,14,15,19-21 

  • 他文献においてプロビジョナルの破折は7.4%との報告がある22が、その研究は、単独歯修復や部分欠損症例を含むものであった。 

  • 他研究と比べて、本研究における破折率が高いことに関しては、オベイドポンティックに起因する接合部分の面積が小さいことも一因として 

推察される。 

  • 印象用コーピングを連結することでフィットを高めること、ナイトガードを併用することで、破折をを減らせると考えられる。 

  • 対合歯が天然歯やフルアーチのインプラントである場合に破折は起こりやすく2 、本研究においても対合歯が総義歯である症例においては、破折を認めなかった。 

 

CONCLUSION 

  • 即時負荷症例において、プロビジョナルの破折は一般的に起こりうる合併症であり、本症例においては16.8%に認められたが、ブラキサーと上顎のケースにおいて有意に多かった。 

  • インプラントの喪失率は1.6%と低いものであった。 

 

TOPIC OF CONCERN 

  • フルのケースにおける咬合高径や咬合様式について 

  • 即時荷重症例における臨床的な工夫点など

自家歯牙を用いた歯槽堤増大術の2年経過前向き研究

原題 : Alveolar Ridge Augmentation Using Dystopic Autogenous Tooth:
2-Year Results of an Open Prospective Study  

筆者 :Veronika Pohl, MD, DMD1/Sebastian Pohl, MD, DMD2/Irene Sulzbacher, MD, PhD3/ Rudolf Fuerhauser, MD,    

            DMD4/Georg Mailath-Pokorny, MD, PhD5/Robert Haas, MD, DMD, PhD6  

 

掲載紙: JOMI Volume32 Issue4 870-879 

 

PURPOSE 

 水平的骨増大術、もしくはリッジオグメンテーションの材料に自家歯牙を用いた2年経過を報告すること 

 

MATERIALS AND METHODS 

  • 未萌出の埋伏歯を粉砕し、生理食塩水もしくは血液と混ぜて稠度を調整(欠損が大きい場合は形態修正し、歯周組織や歯髄の除去等は行わず、ブロックで使用)→ Fig2 a,b 

  • 量が不足した場合には、下顎枝から骨採取し、補填 

・3、6ヶ月後にインプラント埋入(Replace          もしくはASTRA)  

  • 抜歯と埋入が同一部位の場合は抜歯後に粉砕した歯牙を填入し、縫合 

→必要があればメンブレン(Bioguide)及びピン(Frious)併用 

  • インプラント埋入後に、プロビジョナルを装着するケースにおいては、粘膜部に負荷がかからない様、特に注意 

  • CBCTを増生後及び埋入後に撮影→ 

Fig 3,4 

 

  • 3,6,12,24ヶ月後にインプラント周囲骨高さを測定 

  • プロービング深さとBOPを測定 

 

RESULTS & DISCUSSION 

・20人(♂15 ♀5)平均44.7歳 

  • 3人が骨ブロック併用 

  • 17人中 

4人が歯牙をブロックで使用→Fig 5 

7人が頬側に粉砕した歯牙を使用 

→Fig 6 

6人が粉砕後抜歯窩に再度填入 

(3人が上顎小臼歯もしくは犬歯、2人が下顎小臼歯、1人が下顎智歯) 

→Fig 7 

・28本のインプラントを埋入した。(10  

 本が即時荷重、18本が耐時) 

・1本の即時荷重したインプラントを1 

 ヶ月後に再埋入し、リカバリー 

・臨床的に、全てのインプラントに炎症  

 及びインプラント周囲炎の兆候を認 

 めず。 

・2年生存率は96.4% 

  • 周囲骨吸収量は平均0.37mm(1年目) 

0.58mm(2年目)→Fig9 

・ポケット深さは24ヶ月後で平均1.7mm→Fig10 

・BOPはどのインプラントにも認めず 

  • 先に行ったサイナスリフト時に歯牙を粉砕し、充填する研究においては 

3ヶ月後に、血管新生と新生骨の誘導が見られ、エナメル質と象牙質の吸収も認めた。28 

  • 本研究において歯牙をブロックで使用した症例において、どの症例においてもインプラント埋入時には骨へのりモデリングは認められず、明瞭に区別できた。 

  • 一般的に歯牙は骨ブロックに比べてリモデリングの期間が長い34,35ため、必然的に治癒期間の延長が想定される。 

 

CONCLUSION 

・インプラント埋入に先立ち、歯牙を水平的・垂直的骨な増大や、抜歯窩への填入材料に用いることは、骨への吸収填加はされないものの、2年経過において問題なく使用することができることが示された。 

 

TOPIC OF CONCERN 

・移植材料について何を用いておられま 

 すか? 

  • 歯牙の吸収置換は、期間をおいてもそれほど起こらないように思う

インプラント周囲骨の安定性と粘膜厚さー臨床的・組織学的前向きコホート研究

原題 :Mucosa Thickness and Peri-implant Crestal Bone Stability: A Clinical and Histologic Prospective Cohort Trial 

筆者 :Luigi Canullo, DDS, PhD1/Fabio Camacho-Alonso, PhD, MDS2/Marco Tallarico, DDS, MSc3/ Silvio Mario Meloni, PhD,    

         MSc4/Erta Xhanari, DDS5/David Penarrocha-Oltra, DDS, MSc, PhD6

掲載紙:JOMI Volume32 Issue3 P675-681

 

 

PURPOSE 

インプラント周囲軟組織の厚みと骨吸収量の関連を調べること 

 

MATERIALS AND METHODS 

 

  • 26人68本のインプラント治療を行い(性別・年齢等の記載なし)、1次手術時にパンチングにより軟組織26検体を採取(φ3.8mmよりやや小さめに)→Fig1 

  • グループ1(2mm<:16人40本)   

グループ2(2mm>:10人28本)に振り分け 

  • φ3.8×10〜13mm(PremiumSP,Sweden&Martina) 

  • 下顎臼歯部(ケネディーclass1〜3) 

 

  • プラットフォームスイッチテクニック 

  • 検体を染色し、上皮組織、結合組織、粘膜  それぞれの厚みを計測(2名の独立した研究者)→ Fig3 

  • インプラント埋入時、1年後、3年後でレントゲン的に骨レベルを計測→Fig2 

RESULTS & DISCUSSION 

  • それぞれの組織の厚みは、 

上皮組織 430.33 ± 250.21μm 

結合組織 1324.31 ± 653.46μm 

粘膜組織 1751.29 ± 759.53μm 

  • 1年後、3年後共に軟組織厚さと骨吸収量に統計的有意差は認めず 

→ Fig4 5 Table 1 2 3 

 

 

 

 

 

 

  • 本研究は下顎臼歯のみのものである 

  • サンプルサイズが小さい 

→一般化するにはさらなる大規模な研究が必要である 

 

CONCLUSION 

・本実験の範囲においては軟組織厚さボーンレベルに有意な相関を認めなかった。 

 

TOPIC OF CONCERN 

・Fig4 5ともかなりのばらつきがあり、ここから傾向を導くことに抵抗を感じる 

・筆者らがカットオフ値を2mmと決めていることの適否 

・個人的には角化歯肉がある方が安心感があるのですが、皆様いかがでしょうか

インプラント治療における生体材料のシステマティクレビューの批判的評価

原題 :Use of Biologic Agents to Promote Bone Formation in Implant Dentistry:
A Critical         Assessment of Systematic Reviews  

筆者 :Marco Antonio Alarcón, DDS, MS1/Karla Tatiana Diaz, DDS2/Luisiana Aranda, DDS, MS3/
Emilio Alfredo Cafferata, DDS4/Clovis Mariano Faggion Jr, DDS, Dr med dent habil5/Alberto Monje, DDS, MS6  

掲載紙: JOMI Volume 32, Number 2, P271-281 

 

URPOSE 

骨造成目的として使用される生体材料についてのシステマチックレビューの妥当性を評価すること 

MATERIALS AND METHOD 

Medline Embase Cochrane database とハンドサーチにて検索(Table1 )し、選別(Fig1) 

 

AMSTAR, R-AMSTAR, Glannyらのチェックリスト(Table 4 5 6)を用いて 2名のレビューワーにより判断(意見が異なる場合は、第三者を交えたディスカッション) 

RESULTS & DISCUSSION 

評価した12文献→Table2 

 

AMSTARの結果 

R-AMSTARの結果 

Glannyらのチェックリストの結果 

 

 

 

 

 

CONCLUSION 

骨造成目的に使用される生体材料に関するシステマチックレビューを調査したところ、原論文に多様性が多く認められ、統一された条件下での結論を導けているわけではなかった。 

 

TOPIC OF CONCERN 

  • ますます「システマチックレビューに書いてある」って言いにくくなるなあ… 

  • みなさん何使いますか? 

引用の多い300文献

原題 :The 300 Most-Cited Articles in Implant Dentistry

筆者 :Marco Antonio Alarcón, MSc, DDS1/Diana Esparza, DDS2/Carmen Montoya, DDS3/ Alberto Monje, DDS, MS4/Clovis Mariano Faggion Jr, Dr med dent habil, DDS5 

掲載紙:JOMI Volume32 Issue1,P. e1-8

 

 

PURPOSE

引用の多いインプラント関連文献の特徴を評価すること

 

MATERIALS AND METHODS

・  ISI(The Institute of Scientic Information)WEB にある文献からインプラント関連のものをピックアップし、引用の上300文献を調査→Fig 1

 

・  2名の研究者が評価・分類し、研究者間の評価の差に関しては、コーエンのκ係数を用いて調整

RESULTS & DISCUSSION

  • 最も引用の多い文献は

The long-term e cacy of currently used dental implants: A review and proposed criteria of success. Albrektsson et al 1331回 JOMI 1986であった

 

・  JOMICOIRがそれぞれ47%,45%で引用上位300文献の大半を占めた→Table 2

 

  • 年代別では1996年から2000年が多かった→Fig2

 

  • 国別では、スウェーデン、アメリカ、スイスが多かったFig

 

 

  • ・内容に関しては、成功率・生存率、GBR、表面性状等が多かったFig

 

 

  • 研究デザインはケースシリーズが最も多く(71文献),前向きコホート(39)、動物実験(51)がついで多く、システマチックレビューやRCTは僅かであった。→Fig 5

 

 

  • 研究手法の限界(ケースシリーズなど)があるにもかかわらず、成功率と生存率、GBR、に関する引用が多かったことに関して、これらのトピックスには関心が多く、今後、質の高い研究が求められると言える
  • JOMICOIRがそれぞれ47%,45%で引用上位300文献の大半を占めたが、CIDRR2014年においてインプラント関連の雑誌中最高のインパクトファクター)とEJOIRCTとシステマチックレビューに特化した雑誌)も注目に値するジャーナルである

 

  • 本研究の弱点として、ISI webのシステムは、自身の引用をオミットしていないことや、インパクトファクターの欠点が挙げられる

 

  • 本研究の弱点を補う方法としては、ISI webにかからない他の歯学、医学文献の調査、及びインパクトファクターの弱点を補う意味でアイゲンファクターの考慮も一案である

 

CONCLUSION

生存率・成功率、GBR、即時埋入に関する文献の引用頻度が高かった

 

TOPIC OF CONCERN

・今回の順位、みなさんどう感じられました?

・多数の引用がされている論文はタイトルが効いている感じがする。

ショートインプラント(<6.5mm)において、フィクスチャーレベルと歯肉レベルの補綴術式の違いがインプラント周囲骨に及ぼす影響を比較すること

原題 : Marginal Bone Loss Around Short Dental Implants Restored at Implant Level and with Transmucosal Abutment: A Retrospective Study
 

筆者 : Gabriel Hernández-Marcos, MD, DDS1/Mariela Hernández-Herrera, DDS1/Eduardo Anitua, MD, DDS, PhD2 

掲載紙: JOMI Volume33 Issue6 P1362-1367 

 

PURPOSE 

ショートインプラント(<6.5mm)において、フィクスチャーレベルと歯肉レベルの補綴術式の違いがインプラント周囲骨に及ぼす影響を比較すること 

 

MATERIALS AND METHODS 

  • 18歳以上 

  • <6.5mmのインプラント 

  • 臨床経験20年以上の1術者 

  • フィクスチャーレベルはUCLA abt 

  • 歯肉レベルは2〜4mmの既製abtを装着し、その上部に補綴 

 

 

RESULTS & DISCUSSION 

  • 9♀ 8♂  17名33本 

  • 61 ± 12 歳(40〜83歳) 

  

・フィクスチャーレベル群が平均0.38  

 ±0.52mm、歯肉レベル群が0.07±  

 0.25mmと骨吸収量に有意差を認めた 

 

  • 2mm以上の歯肉貫通アバットメントがインプラント周囲骨の吸収を妨げるとの報告があるが21、本研究におけるアバットメントの最低高さは2mmであった。 

  • 歯肉貫通型のアバットメントを用いることは、フィクスチャーレベルでの着脱回数を減らし、周囲骨の吸収量を抑えることができるとの報告がある18 

・フィクスチャーとアバットメントの封 

 鎖性は、負荷の分散と細菌層の発達の  

 予防に有効であるとする報告13,25,26  

 があるが、歯肉レベルの補綴において 

 は、既製アバットメントを用いるため 

 に良好な封鎖性が得られ、本結果をも 

 たらしたと考えられる。 

 

CONCLUSION 

歯肉レベルの補綴術式は、ショートインプラント補綴における周囲骨の安定性に寄与する。 

 

TOPIC OF CONCERN 

  • ショートインプラントに限らず、補綴術式による骨吸収量の差として、ある程度のコンセンサスがある内容と考える。