骨移植材のメンブレンの有無におけるサイナスリフト後のCT像の評価

原題 : Bone Graft Displacement After Maxillary Sinus Floor Augmentation With or Without     

                  Covering Barrier Membrane: A Retrospective Computed Tomographic Image Evaluation 

筆者 : Laurent Ohayon, DDS1/Silvio Taschieri, MD, DDS2/Anton Friedmann, DDS, PhD3/

掲載紙:Int J Oral MaxIllOfac IMplants 2019;34:681–691

 

 

PURPOSE

サイナスリフト後における骨代用物の安定性をメンブレン使用の有無に分けて評価すること

 

MATERIALS AND METHODS

  • 41名(♂18 ♀23
  • テスト群(メンブレン無し)

24名 3774歳 (56.2 ±10.3歳)

  • コントロール群(メンブレンあり)

17名 3971歳 (56.3 ±10.3歳)

 

CBCTにて術後の経過を観察した。

RESULTS & DISCUSSION

  ・6ヶ月後の骨移植材の落ち込みは、テスト群で3.8 ±3.1mm、コントロール群で0.46 ±0.38mmと有意差を認めた。

・テスト群において、頬則の開窓部分からの移植材の流出が認められた。

・ 術後の痛みと腫れについては、テスト群においてそれぞれ、3.3 ± 1.4/4.3 ± 4.5、コントロール群において2.1 ± 0.9/2.7 ± 0.9 であり有意差を認めた。

・ 開窓部からの移植材の流出を認めたケース(2、4)においては、痛みと腫れのVASスケールがそれぞれ、4/4,7/8であった。

CONCLUSION

サイラスリフト時にメンブレンを使用しない場合、初期の治癒段階においての予知性は低く、メンブレンを使用することは、移植材の流出とそれに伴う術語合併症を予防することに役立つ。