インプラント周囲骨の安定性と粘膜厚さー臨床的・組織学的前向きコホート研究

原題 :Mucosa Thickness and Peri-implant Crestal Bone Stability: A Clinical and Histologic Prospective Cohort Trial 

筆者 :Luigi Canullo, DDS, PhD1/Fabio Camacho-Alonso, PhD, MDS2/Marco Tallarico, DDS, MSc3/ Silvio Mario Meloni, PhD,    

         MSc4/Erta Xhanari, DDS5/David Penarrocha-Oltra, DDS, MSc, PhD6

掲載紙:JOMI Volume32 Issue3 P675-681

 

 

PURPOSE 

インプラント周囲軟組織の厚みと骨吸収量の関連を調べること 

 

MATERIALS AND METHODS 

 

  • 26人68本のインプラント治療を行い(性別・年齢等の記載なし)、1次手術時にパンチングにより軟組織26検体を採取(φ3.8mmよりやや小さめに)→Fig1 

  • グループ1(2mm<:16人40本)   

グループ2(2mm>:10人28本)に振り分け 

  • φ3.8×10〜13mm(PremiumSP,Sweden&Martina) 

  • 下顎臼歯部(ケネディーclass1〜3) 

 

  • プラットフォームスイッチテクニック 

  • 検体を染色し、上皮組織、結合組織、粘膜  それぞれの厚みを計測(2名の独立した研究者)→ Fig3 

  • インプラント埋入時、1年後、3年後でレントゲン的に骨レベルを計測→Fig2 

RESULTS & DISCUSSION 

  • それぞれの組織の厚みは、 

上皮組織 430.33 ± 250.21μm 

結合組織 1324.31 ± 653.46μm 

粘膜組織 1751.29 ± 759.53μm 

  • 1年後、3年後共に軟組織厚さと骨吸収量に統計的有意差は認めず 

→ Fig4 5 Table 1 2 3 

 

 

 

 

 

 

  • 本研究は下顎臼歯のみのものである 

  • サンプルサイズが小さい 

→一般化するにはさらなる大規模な研究が必要である 

 

CONCLUSION 

・本実験の範囲においては軟組織厚さボーンレベルに有意な相関を認めなかった。 

 

TOPIC OF CONCERN 

・Fig4 5ともかなりのばらつきがあり、ここから傾向を導くことに抵抗を感じる 

・筆者らがカットオフ値を2mmと決めていることの適否 

・個人的には角化歯肉がある方が安心感があるのですが、皆様いかがでしょうか

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