正常血糖値を有する肥満患者におけるインシュリン抵抗性の歯周病への関与

原題 : Involvement of insulin resistance in normoglycaemic obese patients with periodontitis: A cross-sectional study  

筆者 :Mayte Martinez-Herrera  Francisco Javier Silvestre    Javier Silvestre-Rangil Celia Bañuls  Milagros Rocha Antonio  

            Hernández-Mijare 

掲載紙: Journal of Clinical Periodoutol. VOl.44 Issue10 P981-988 

 

PURPOSE 

肥満と歯周病の関連性をインシュリン抵抗性の関与の観点から調べること 

 

MATERIALS AND METHODS 

  • ♂59 ♀153 (20〜65歳) 

  • BMI指数とインシュリン抵抗性により3つに分類 

インシュリン抵抗性を示さない肥満では無いグループ(LWIR:HOMA-IR<3 BMI=18.5〜24.9) 

インシュリン抵抗性を示さない肥満グループ(OWIR:HOMA-IR>3 BMI>30) 

インシュリン抵抗性を示す肥満グループ(OIR:HOMA-IR>3 BMI>30) 

  • プロ〜ビング値、CAL、4mm以上のポケットの数、plaque index、calculus   

indexを計測 

  • 4mm以上のポケットが4カ所以上で歯周病と定義 

 

RESULTS & DISCUSSION 

  • 102人が肥満ではないグループ、110人が肥満グループであった。 

  • 肥満グループ中89人(80.9%)が歯周病であり、肥満でないグループは42人(41.2%)が歯周病であった。 

  • 二項ロジスティック回帰の結果、肥満は6.05倍歯周病のリスクであった。 

・喫煙による有意差は認めなかった。 

4mm以上のポケット有する歯数がインシュリン抵抗性を持たないグループに置いて有意に多かった。(他項目は有意差なし)

 

 

    本研究の結果から、インシュリン抵抗性の有無が肥満であるか否かよりも歯周病の広がりに関連があると示唆された。

       (4mm以上のポケットの数が多い) 

  • IL-6,IL-1,TNF-αなどの炎症性サイトカイン、特にTNF-αがCRPやフィブリノーゲンを誘導し、インシュリン抵抗性を促進させることが報告されている(GUrav 2012) 

 

CONCLUSION 

  • 歯周病は肥満者の方が有病率が高い 

が重症度が高いわけではない。 

  • インシュリン抵抗性を持つ肥満者においては4mm以上のポケットの数が有意に多い。 

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