ショートインプラント(<6.5mm)において、フィクスチャーレベルと歯肉レベルの補綴術式の違いがインプラント周囲骨に及ぼす影響を比較すること

原題 : Marginal Bone Loss Around Short Dental Implants Restored at Implant Level and with Transmucosal Abutment: A Retrospective Study
 

筆者 : Gabriel Hernández-Marcos, MD, DDS1/Mariela Hernández-Herrera, DDS1/Eduardo Anitua, MD, DDS, PhD2 

掲載紙: JOMI Volume33 Issue6 P1362-1367 

 

PURPOSE 

ショートインプラント(<6.5mm)において、フィクスチャーレベルと歯肉レベルの補綴術式の違いがインプラント周囲骨に及ぼす影響を比較すること 

 

MATERIALS AND METHODS 

  • 18歳以上 

  • <6.5mmのインプラント 

  • 臨床経験20年以上の1術者 

  • フィクスチャーレベルはUCLA abt 

  • 歯肉レベルは2〜4mmの既製abtを装着し、その上部に補綴 

 

 

RESULTS & DISCUSSION 

  • 9♀ 8♂  17名33本 

  • 61 ± 12 歳(40〜83歳) 

  

・フィクスチャーレベル群が平均0.38  

 ±0.52mm、歯肉レベル群が0.07±  

 0.25mmと骨吸収量に有意差を認めた 

 

  • 2mm以上の歯肉貫通アバットメントがインプラント周囲骨の吸収を妨げるとの報告があるが21、本研究におけるアバットメントの最低高さは2mmであった。 

  • 歯肉貫通型のアバットメントを用いることは、フィクスチャーレベルでの着脱回数を減らし、周囲骨の吸収量を抑えることができるとの報告がある18 

・フィクスチャーとアバットメントの封 

 鎖性は、負荷の分散と細菌層の発達の  

 予防に有効であるとする報告13,25,26  

 があるが、歯肉レベルの補綴において 

 は、既製アバットメントを用いるため 

 に良好な封鎖性が得られ、本結果をも 

 たらしたと考えられる。 

 

CONCLUSION 

歯肉レベルの補綴術式は、ショートインプラント補綴における周囲骨の安定性に寄与する。 

 

TOPIC OF CONCERN 

  • ショートインプラントに限らず、補綴術式による骨吸収量の差として、ある程度のコンセンサスがある内容と考える。 

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