フラップレスガイドサージェリーにおけるホール形成時の温度変化

原題 :Thermal Changes During Guided Flapless Implant Site Preparation: A Comparative Study  

 

筆者 :Gianpaolo Sannino, DDS, PhD1/Enrico F. Gherlone, MD, DMD2  

 

掲載紙: JOMI Volume33 Issue2  P671-677 

 

PURPOSE 

ガイドサージェリーにおけるドリリング時の骨内の温度変化を、ドリル及びスリーブの形状を変えて比較すること 

 

MATERIALS AND METHODS 

コントロール群 

  • 従来のメタルスリーブ 

  • 16mm長さのシリンダー型ドリル 

(φ2.2 2.8 3.5 4.2) 

テスト群 

  • ポリウレタン製ドリルガイド 

  • φ2.35mmパイロットドリル と  

φ4.2mm × 4mm のシリンダー型ドリル の2本  

・外部注水下にてドリリング 

それぞれのホール内の2mm,8mm,13mm深さにて温度を計測 

 

RESULTS & DISCUSSION 

・開始時の温度は平均24.11 ± 0.16 度 

コントロール群 

  • 最も高い温度が計測されたのは、引き抜きの際に6.5mmの位置にドリルがある時の深さ2mmのセンサーの温度で、40.24度 

  • 最も温度変化が少なかったのは、ドリリ  

ング9.9mm到達時の13mmセンサーの4.03度 

テスト群 

  • 最も高温を記録したのは7.90mmドリリング時の8mmセンサーにおける30.92度 

  • 温度変化が最少だったのは、3.20mmドリリング時の2mmセンサーの0.53度 

 

  • コントロール群とテスト群間において温度変化に統計学的有意差を認めた。(Student-T) 

 

  • 温度変化が起こる原因として、皮質骨の骨質が緻密であることに起因すると考える説25 と埋入深度が深くなるに従い注水が行いにくくなることに起因すると考える説がある12,25,31 

  • 本研究におけるテスト群においては8mmセンサーにおいて最高値となっていることから、注水が届きにくかったことがうかがえる。 

  • テスト群のほうが総じて温度変化が少ない結果であったが、スリーブ形状、ドリル形状、ドリルシークエンスのどのプロコールが、大きく関わっているかは、類似の研究がなく定かではない。 

 

CONCLUSION 

  • 引き抜き時の歯冠側と真ん中1/3部分への注水が特に重要 

  • ドリルを短くしたり、本数を少なくすることで温度上昇を抑えることができる 

 

TOPIC OF CONCERN 

  • 明確に規定されていないが、骨がダメージを受ける目安として、47度を上限と考えると本実験においてはコントロール群においても問題ないと考えるが、みなさんは臨床上、温度上昇に聞いインすると考え得られるトラブルはありますか? 

コメント